マーケティングとは、企業および他の組織１）がグローバルな視野２）に立ち、顧客３）との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動４）である。

1）教育･医療･行政などの機関、団体などを含む。
2）国内外の社会、文化、自然環境の重視。
3）一般消費者、取引先、関係する機関･個人、および地域住民を含む。
4）組織の内外に向けて統合･調整されたリサーチ･製品･価格･プロモーション･流通、および顧客･環境関係などに係わる諸活動をいう。

出典：公益社団法人日本マーケティング協会「マーケティング定義(1990年)」
http://www.jma2-jp.org/main/index.php?option=com_content&view=article&id=42

マーケティングを行う最終的な目的は、ピーター・ドラッカーによる「セリング（販売活動）をなくす」という考え方が代表的です。顧客が自然と買いたくなる状況をつくること、商品が売れる仕組みをつくることと解釈されマーケティング戦略、マーケティングミックス、マーケティングリサーチ、マーケティングコミュニケーションなど、具体的な活動や考え方に落とし込まれ実践されています。デジタル領域においてコンテンツマーケティング、インフルエンサーマーケティングなどの言葉が生まれたように、マーケティングは時代とともにその手法が変化し続けています。